リストカットやアームカットなど、自傷行為で傷跡が残ってしまい、後々後悔しているという人も多いと思います
自然に消えるまで待つとすると20年くらいかかると言われているリスカ跡ですが、
少しでも早く綺麗に消したい・直したいという人のために、
リストカットの傷跡を消す方法+隠す方法をご紹介していきたいと思います
◎リスカ跡をなんとかする方法は大きく二つ
薄着をしているとどうしても目立ってしまうリスカ跡ですが、人に気づかれないようにする方法は主に2つの方向性があります
1:傷そのものを消していく
2:傷を目立たないように隠す
それぞれ特性があり、順番に説明していきますので、自分にあった方法を選んでもらえればと思います。
◎リスカ跡そのものを消す、薄くする方法
まずは傷そのものをなかったかのように消し去る方法です。
大きく分けると
1:塗り薬系
2:レーザー治療
3:形成手術
になります。どの方法でも現在の技術では完全に消し去ることはなかなか難しいのが実情です。
ですが、かなり目立たない状態までは持っていくことができますので、傷を消したいという方は検討してみてください!
それぞれの効果と費用をまとめてみました。
◎塗り薬で傷を徐々に目立たなくしていく方法
◯皮膚の代謝を促すことで傷を目立たなくしていくアットノン
傷ができてから比較的浅い状態ですと、赤い腫れ上がった状態の傷ができていると思います。
引用:http://eighter8dark.blog.fc2.com/
この状態の傷であれば、小林製薬から出ているアットノンという塗り薬を使うことで、徐々に傷を薄くしていくことができます。
水分保持作用と血行促進作用により皮膚の代謝を促し、傷跡ややけど跡などの改善に効果がある薬です。
だいたい傷ができてしまってから1〜2年までであれば効果があります。
価格も安いので、誰でも使用できるというのがメリットですが、
傷が完全に治り、白い感じになっているものには効果がないので、その場合はアットノンでは直すのが難しいです
アットノン
製造メーカー:小林製薬
主成分:ヘパリン類似物質
価格:1本約1000円
使用方法:1日に数回患部に塗る。即効性があるものではないので、数ヶ月の継続的な使用が必要
◯傷を圧迫して平らにしていくことで綺麗にしていくケロコート
ケロコートはジェル状のシリコンで、ニキビや傷跡の凸凹を圧迫することで徐々に平らにしていくというもので、アメリカでは1年間で30万個も売れたほどの人気商品です。
こちらもアットノンと同じように3ヶ月以上継続的に使用していくことで、比較的できてから日の浅い傷を綺麗にしていく効果があります。
皮膚に直接塗ったあと4~5分程度乾かします。いったんジェルが乾けばそのうえから日焼け止めなどを塗っても大丈夫です。
ケロコート
製造メーカー:Advanced Bio-Technologies社
主成分:シクロペンタシロキサンとポリジメチルシロキサン
シクロペンタシロキサン・ジメチコンクロスポリマー
二酸化シリコン価格:1本約3000円
使用方法:1日に2回患部に薄く伸ばして塗る。即効性があるものではないので、3ヶ月以上の継続的な使用が必要
◎傷をぼかして目立たなくするレーザー治療
少し費用がかかってしまってもいいから塗り薬よりも短期間で効果的に直したい!という場合にはレーザー治療という手段があります。
シャワーのように細いレーザーを使い、皮膚に0.1ミリくらいの目に見えないくらいの小さな穴を開けていくことで、そこを治そうとする自然治癒力の力を使って、傷が付いている部分も一緒に治していくという方法です。
費用は、約15万円前後(全5回分で)と少し高めですが、傷跡もかなり目立たないレベルまで消すことができるので、
傷跡を消して心機一転頑張りたいという場合には、価値のある出費だと思います!
◯主要なレーザー治療機器3種類とその特徴
■フラクセル
ダメージを受けた肌にレーザー照射することによって、生まれたての若い皮膚への入れ替えを促します。
トラブル肌そのものを入れ替えるので、大きな美肌・整肌効果を得ることができます。
画期的なアンチエイジング療法として今でも多くの美容外科で利用され、評価を得ています。しかしながら、施術時に相当の痛みが伴うため、ジェル(麻酔の役目)を塗布する必要があります。照射後のジェルをとる作業が思ったより時間がかかります。
■アファーム
フラクセルよりもスポット面の小さい1440nmの波長のレーザーを照射します。
肉眼では確認できない微小な傷に対してレーザーを当てることで肌が傷を治す力を高めますフラクセルほどではないですが、水分が大きく吸収されるため痛みは感じます。場合によっては、麻酔が必要になることもあります。
施術後は、肌が乾燥しやすくなることがあるので注意が必要です。
■スターラックス1540
アファームよりも波長の長い1540nmのレーザーを使用しているため、より深い真皮層までレーザーを到達させることで、コラーゲンの再生をより効果的に促し、傷跡をキレイにする作用を大幅に促進します。
表面を冷却しながら施術できるので、ジェルを使う必要もありませんし、麻酔なしでも照射ができるほどに、ほとんど痛みがないのも優れた点です。
■スターラックス1540を月に1度、5回照射した場合の症例写真
◯レーザー治療のメリットとデメリットまとめ
メリット
・新しい傷を作ることなく、傷を目立たなくできること
・今の技術であれば、痛みもほとんどなく、麻酔もなしで治療できること
デメリット
・かなり目立たなくはできるが完全に傷がなくすことは難しいこと
・少し期間がかかること(最低でも半年くらいは必要)
・1クール(だいたい5回)で約15万円ほどのお金がかかる
◎傷の形を変えてリスカ跡だとわからなくする形成手術
切除縫合といって、傷が残ってしまっている部分の皮膚を切り取ってその部分を縫い合わせることで、リストカット跡だとわからなくするという方法です。
ただ、縫い目の部分はどうしても傷が残ってしまうので、とにかく早くリストカットだとわかる傷をなくしたいという方にオススメの方法です
費用は病院や美容整形などそれぞれによって違いますが、切り取る部分の長さ1センチあたり約4万円といったところが平均のようです。
◯形成手術(切除手術)のメリットとデメリットまとめ
メリット
・リストカットの傷を完全になくすことができる
・リストカット跡をなくすまでの時間が早い
デメリット
・縦に一本新たな傷ができてしまうこと
◎傷を目立たないように隠す方法
傷を見られたくはないけど、レーザーや手術はちょっと・・・という方は目立たないように隠せる方法でいきましょう!
いろいろな方法がありますが、しっかり隠せる方法としては、
・コンシーラーを塗って隠す
・ファンデーションテープを貼る
の2つが効果的です。
◯コンシーラーとコントロールカラーを使って目立たなくする
浅い傷の場合
浅い傷であればそこまで濃い色にはなっていないと思うので、カバーがそこまで強くないもので十分です。
完全に消し去ろうとしてしまうとペンシルタイプなどで強くこすってしまうと、それによって傷跡がより濃くなってしまう可能性があるので、リキッドやクリームタイプのもので隠すのがお勧めです。
腕の内側は顔よりも色が薄いことが多いので、顔用よりも薄めの色のコンシーラーを使うと自然に仕上がります。
深い傷の場合
傷跡が濃く残っている場合には、少し強めのカバー力があるものを使って隠していきます
厚塗りしてしまうと余計にその部分が目立ってしまうので、指でポンポン置いていく感じでつけていくのが自然に仕上げるコツです。
ただし、まだ傷ができたばかりの時はコンシーラーを使うと傷を悪化させてしまう可能性があるので使用せず、
この後説明するファンデーションテープなどを使ってください。
いろいろとネットで調べてみた結果、傷を隠すということを考えた場合、
世界50ヶ国以上の劇場や撮影所、プロのメイクアップアーティストにも親しまれているダーマカラーシリーズのコンシーラーがお勧めのようです。
強い防水性とカバー力のあるコンシーラーなので、水に触れる機会が多い人でも安心して使うことができます。
まずは、何色かセットになっているものを使ってみて、自分の肌の色にあうものを確認してみるのがオススメです
◯ファンデーションテープ
ファンデーションテープは薄さ0.007mmととても薄いので目立たず自然に傷を隠すことができます。
また、防水性の非常に高い素材でできているので、お風呂に入ってもはがれず、約5日間貼り続けてられるくらいです。
コンシーラーと違って貼るだけで完了なので、毎日メイクに時間をとられることもありません。
実際に使用してみた動画があるので、みてみてください。
まとめ:とにかく早い処置が重要
傷跡として完成してしまうと、なかなか完全に目立たなくするというのが難しいです。
まだ傷がついてすぐであればしっかり処置をすればかなり綺麗なところまで直せるので、どうしても傷つけてしまった場合はできるだけ早く処置しましょう!
今回の記事があなたが目標に向かって歩み始めるきっかけになれば嬉しいです♪
最後まで読んでくれてありがとうございます。